フランス語の動詞の活用を、最も効率的に覚える方法を解説しています。覚え方にはコツがあります。

フランス語の不規則動詞の調べ方

不規則動詞の調べ方

動詞の活用編 トップページでは、「フランス語の不規則動詞の何を覚えればよいのか」について記載しました。これは、フランス語の学習の一環として、動詞の活用だけ覚えるときの覚え方のコツを書いたものです。
これに対して、フランス語の文章を読んで、実際に語尾が変化した不規則動詞が出てきた場合に、その元の形(不定形)と、どの時制の語尾なのかを調べる方法について、ここで解説しておきます。

接頭語を省いて考える

フランス語の動詞は、一見たくさんあるように見えながら、実際は重要な基本動詞に色々な接頭語をつけてできている場合がほとんどです。

例えば prendre 「取る・つかむ」〔英語 take 〕という基本動詞から派生した動詞の例を挙げてみましょう。

接頭語語源的な意味派生した動詞
a-方向性一方向に得るapprendre学ぶ、教える
com-「一緒に」一緒につかむcomprendre理解する
entre-半分・途中半分つかむentreprendre企てる・着手する
sur-「上から」上からつかむsurprendre驚かせる
re-「再び」reprendre再び取る

ちなみに英語には、このうち comprehend (理解する)、 surprise (驚かせる)が入っており、名詞として enterprise (企て・企業)が入っています。

これらはみな、元になっている基本動詞 prendre に接頭語がついてできた動詞であり、 prendre とまったく同じ活用をします。

接頭語については、辞書で接頭語だけ引いても、(小さく 1 ~ 2 行だけですが)載っていますので、確認してみてください。

知らない動詞に接頭語らしきものがついている場合は、接頭語を省くと、実は知っている動詞だったというケースも出てくるはずです。

辞書での動詞の活用の調べ方

辞書で不規則動詞を引くと、項目の近くに(普通は四角の中に)番号が書いてあるはずです。その番号は、辞書の巻末にある「動詞活用表」の番号に対応しています。

例えば comprendre を辞書で引くと、項目の右側あたりに、四角の中に 85 などと書いてあるはずです(番号は辞書によって異なります)。
そうしたら、辞書の巻末の「動詞活用表」の 85 番を見ると、 prendre の活用が載っているはずです。
comprendre から接頭語 com を除いた部分が、prendre と同じ活用をするわけです。



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